一年生たちとひよめ(三)
しかし、そのあとをつづけてうたうものはありませんでした。 「だんごやるに、くぐれ」とうたったら、それはうそをいったことになります。 うそをいってはならない、と今日学校でおそわったばかりではありませんか。
さて、どうしたものでしょう。
このままいってしまうのもざんねんです。 そしたらひよめのほうでも、さみしいと思うにちがいありません。
そこでみんなは、こう歌いました。
ひイよめ、 ひよめ、 だんご、やらないけれど、 くウぐウれッ
するとひよめは、やはりいせいよく、くるりと水をくぐったのであります。
これで、わかりました。 ひよめはいままで、だんごがほしいから、くぐったのではありません。 一年生たちによびかけられるのがうれしいからくぐったのであります。
