たまは知っている
私はたま。 この家の猫だ。
おじいさんは、私のおやつを隠す。 毎日、隠す。 でも、私は全部知っている。
月曜日、おやつは台所の箱の中にあった。 私は前足で箱を開けた。 おじいさんは「たま、だめだよ」と言った。
火曜日も同じだ。 おやつは高い棚の上にあった。 私は冷蔵庫の上から棚に飛んだ。 おじいさんは「たまは賢いなあ」と言った。
水曜日、おじいさんは長い間、台所を歩いていた。 おやつを探している。
「たま、おやつはどこだ。」
私は知っている。 冷蔵庫の後ろだ。 おじいさんは自分で隠して、自分で忘れた。
でも、教えない。 夜、私は一人で食べた。 おいしかった。
