粉の六倍
学校の祭りまで、あと三日です。 大翔とアレックスは、家庭科室でたこ焼きの練習をしました。
大翔はボウルに粉を入れました。 「粉はこれだけ。あとは全部だし」
アレックスは驚きました。 「多すぎない?」
「多いよ。粉の六倍」と大翔が言いました。
「六倍?スープみたいだ」
アレックスは指を入れてみました。 生地は本当に水みたいでした。
大翔は鉄板に油を塗って、生地を流しました。 生地は穴から出て、鉄板に広がりました。
「あっ、こぼれてる」とアレックスが言いました。
「大丈夫」と大翔は言って、箸で丸くしました。
アレックスは焼けたたこ焼きを一つ食べました。 「中がまだ柔らかいよ」
「それでいい。中が柔らかいのが正しいたこ焼きだよ」と大翔が言いました。
