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雷のさずけもの(二の二)
そのころこの元興寺の鐘撞堂に毎晩鬼が出て、鐘つきの小僧をつかまえて食べるというので、 夜になると、だれもこわがって鐘をつきに行くものがありません。 それで長い間元興寺の鐘の音が絶えていました。 雷の子供はその話を聞いて、
「和尚さん、わたしを鐘つきにやって下さい。」
といいました。 和尚さんは大そうよろこんで、出してやりました。 するとその晩子供が、一人鐘撞堂に上がって鐘をつこうとしますと、どこからか鬼が出て来て、うしろから頭をつかまえました。 子供は、
「うるさい、何をするのだ。」