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同じ名前の料理
日本には「郷土料理」という言葉があります。 その地方でずっと作られてきた料理のことです。
昔は、遠くから材料を運ぶことができませんでした。 だから、料理はその土地で採れるもので作らなければならなかったんです。 海の近くでは魚、山の中では山菜やきのこ。 それぞれの地方の特産が、そのまま料理になりました。
面白いのは、同じ名前の料理でも、場所によって全然違うことです。
例えば、お正月に食べるお雑煮。 関東では四角いお餅を焼いてから、しょうゆの汁に入れます。 関西では丸いお餅を、白味噌の汁に入れるんです。 うどんもそうです。 関東の汁は色が濃くて、関西の汁は薄い色をしています。 でも、関西の汁も味はしっかりしています。
こういう違いは、今でも家族の中に残っています。 結婚して、初めて相手の家のお雑煮を食べて、驚く人が多いんです。
旅行に行ったら、知っている名前の料理を注文してみてください。 名前は同じでも、出てくるものは同じではありません。 それが、その土地の伝統の味なんです。