約束の確認
日本では、一度約束をしても、その前にもう一度連絡をすることがよくあります。 例えば、金曜日に友達と食事をする約束をしたとします。 多くの人は、木曜日か、金曜日の朝に、「明日はよろしくお願いします」「今日は何時に会いましょうか」といったメッセージを送ります。 これを「リマインド」や「確認」と呼びます。
初めて日本に来た人は、これを少し不思議に思うかもしれません。 「もう約束したのに、どうしてまた連絡するのだろう」と考える人もいます。 しかし、これは相手を信じていないからではありません。 むしろ、相手のことを考えているからです。
確認の連絡には、いくつかの理由があります。 まず、約束の時間や場所を間違えないようにするためです。 人はだれでも、忙しいと予定を忘れてしまうことがあります。 前の日に一度確認すれば、当日になって「あれ、何時だったかな」と困ることが少なくなります。
次に、相手を安心させるためです。 「私はちゃんと覚えていますよ」という気持ちを伝えることができます。 特に、仕事の場面では、この一言があるかどうかで、印象が大きく変わることがあります。 会議や、お客様との約束の際には、前日に確認のメールを送るようにしている会社も多いです。
また、急に予定が変わることもあります。 早めに連絡をしておけば、相手も時間を無駄にしません。 もし何か問題があれば、前の日のうちに解決することができます。 相手の状況を考えて動くことが、大切にされているのです。
もちろん、何度も確認をしすぎると、かえって相手を疲れさせてしまいます。 大切なのは、一度、短く、丁寧に伝えることです。 「明日、楽しみにしています」という一言だけでも、十分に気持ちは伝わります。
約束を守ることと同じくらい、約束を確認することも、日本では相手への思いやりだと考えられています。 小さな連絡ですが、その裏には「相手に迷惑をかけたくない」という気持ちがあるのです。
