ゴミの日を決めているのは誰か
ゴミの出し方が変わったとき、それを決めたのは一体誰でしょうか。 国でしょうか、県でしょうか、それとも市でしょうか。 日本の役所は三つの段階に分かれていて、決めることがそれぞれ違います。
いちばん上が国です。 国の中心にあるのは国会で、法律を作ることができるのはここだけです。 国会にいる議員は選ばれて来た人たちで、住んでいる人の代表という形になっています。 作られた法律は、日本にいる人にも企業にも同じように及びます。 国の一年のお金、つまり予算も、国会が決めます。
国会が選んだ首相が、内閣をまとめます。 首相は大臣を選び、大臣はそれぞれ、教育、外国との関係、道路といった分野を受け持ちます。 この内閣と、その下の役所全体を合わせて政府と呼びます。 政府の主な仕事は、国会が作った法律のとおりに国を動かすことです。
次が都道府県です。 県が受け持つのは、高校、警察、大きな道路、県営の住宅など、市より広い範囲のものです。
いちばん下が市町村で、住んでいる人にいちばん近い位置にあります。 市長と市の議会が決めるのは、ゴミの日、水道、小中学校、公園など、毎日の生活に近いことです。 ここで作られる決まりは条例と呼ばれ、法律とは別のものです。 条例は、その市の中だけで働きます。
一つ付け加えると、三つは上下の関係だけではありません。 国と県と市は、互いに相談しながら仕事を進めます。 大きな工事のように、お金が一つの市では不足する場合には、国や県が出すこともあります。
引っ越して住所が変わったときに紙を出す先は、国会でも県庁でもなく、歩いて行ける市役所の窓口です。 そしてその市役所が、最初の質問の答えでもあります。 ゴミの日を決めているのは、そこです。
