その荷物、本当に届きますか
「お荷物をお届けに来ましたが、ご不在でした。下のリンクからご確認ください」。 こんな短いメッセージがスマホに届いたことはないだろうか。
送ってきたのは、宅配会社ではない。 番号やカードの情報を集めようとする、偽物のメッセージである。
こうしたメッセージの対象は、特別な人ではない。 機械が、同じ文を大量の番号に送っているだけだ。 だから「自分には関係ない」と考えない方がいい。
見分ける点はいくつかある。 まず、本当に荷物を待っているかどうか。 何も注文していないのに不在の知らせが来たら、非常に怪しい。 次に、リンクの住所。 本物の会社の名前に、知らない字が一つ二つ混ざっていることが多い。 そして、文の急がせ方だ。 「二十四時間以内に手続きをしないと、荷物は戻されます」のように、考える時間を与えない書き方は、ほぼ偽物だと判断していい。
もし届いてしまったら、することは簡単だ。 リンクは押さない。 返事もしない。 そのまま消す。 押してしまった場合は、その画面に何も入力しないで閉じる。 心配なら、自分で調べた番号に電話をかけて確かめる。 メッセージの中の番号にかけてはいけない。
参考までに言えば、宅配会社が、メッセージで暗証番号やカードの番号を聞くことはない。 急いでいるのは、いつも私たちではなく、送ってきた側である。 だから、急がされたと感じたら、まずスマホを一度置く。 それだけで、たいていの被害は防げる。
