長い名(三の二)
大ぜいのお友達はびっくりして、ちょんさんのうちへ駆けつけて、
「大へんです。今、ちょうにん、ちょうにん、ちょうじゅうろう、まんまる入道、ひら入道、せいたか入道、へいがのこ、いっちょうぎりの、ちょうぎりの、ちょうのちょうのちょうぎりの、あの山の、この山の、そのまた向こうのあの山越えて、この山越えて、桜が咲いて、お山のからすが団子ほしいとないた、ではない、花より団子でお茶上がれ、お茶がすんだら三遍回って煙草に庄助さんが、井戸にはまりました。」と知らせました。
「それは大へんだ。」とみんなで駆けつけるうちに、あんまり手間がとれたので、長い名の庄助さんは、とうとう水に溺れて死にました。
