大きさか、色か
千夏と悠人の家の本棚は、いつも同じ形になりません。
土曜日の朝、悠人が出かけたあと、千夏は本を全部出して、大きい本から小さい本へ並べました。 「これが見やすいよ」と千夏は言いました。
昼、千夏が買い物に行きました。 今度は悠人が本を色で分けました。 赤い本、青い本、白い本。 「色のほうがきれいだ」と悠人は言いました。
夕方、千夏が帰ってきて、また大きさで並べました。
夜、二人とも本棚の前に来ました。
「あれ、また変わってる」と悠人が言いました。
「今日、三回目だよ」と千夏が言いました。 「じゃあ、二人でやろう」と悠人が言いました。
二人は赤い本の中で大きい順に並べました。 本棚は、明日も同じ形でしょう。
