おばあちゃんの金魚
子供の頃、夏になると、おばあちゃんと一緒にお祭りに行きました。 私はいつも金魚すくいがしたかったので、お祭りが大好きでした。
でも、小さい頃の私は下手で、いつも一匹もすくえませんでした。 私が泣きそうになると、おばあちゃんはいつも自分のお金を出してくれました。
「もう一回やってごらん。」とおばあちゃんは笑いながら言いました。
ある年、おばあちゃんが手を貸してくれて、私はとうとう金魚を一匹すくえました。 その金魚を家で大事に育てて、五年も生きました。
おばあちゃんはこの間、亡くなりました。 今、夏のお祭りに行くと、私はいつも金魚すくいの前で立ち止まります。
