子どものための物語を書き、二十九歳で亡くなった新美南吉。その作品は今も、日本の教科書に載り続けている。ここに収めたのはそのうち十三編。どれも静かで、悲しい話も多く、飾らない言葉で書かれている。一銭銅貨をなくした男の子の話や、一年たって、もうなくなった木のもとへ帰ってくる小鳥の話など。
去年の木
子どものすきな神さま
一年生たちとひよめ
木の祭り
落とした一銭銅貨
里の春、山の春
あし
飴だま
王さまと靴屋
蟹のしょうばい
狐のつかい
赤い蝋燭
売られていった靴