うさぎの長い朝
小さな村にうさぎが、遠い町にきつねが住んでいました。 二人は、とても仲のいい友達です。
ある朝、うさぎは道の横で待っていました。 きつねから電話が掛かってきたのです。 「今から車で行くよ。直ぐに着くからね」と、きつねは言いました。
うさぎは、うれしくなりました。 久しぶりに友達に会えるからです。
一時間たったとき、車はまだ来ません。 うさぎは思いました。「直ぐ、と言っていたのに」
二時間たったとき、車はまだ来ません。 うさぎは、少し心配になりました。
三時間たったとき、やっと一台の車が見えました。 うさぎは、大きく手を振りました。
車から出てきたのは、きつねでした。 「ごめん、ごめん。道が長くて、遠かったんだ」
うさぎは笑って言いました。「もう。余り待たせないでよ」
二人は一緒に車に乗って、出かけました。
