引っ越しの挨拶
日本では、アパートやマンションに引っ越したら、近所の部屋に挨拶に行く習慣があります。 ドアの前で「隣に越してきました。よろしくお願いします」と言って、小さい手土産を渡します。
これは、必ずしなければならない決まりではありません。 最近は、特に一人暮らしの多い都会では、しない人も増えました。 昼間は留守の部屋が多いですし、知らない人にドアを開けたくない人もいます。
手土産は高いものではありません。 五百円から千円ぐらいのタオルやお菓子、洗剤などがよく選ばれます。 多くの人は、両隣と、上の階と下の階の部屋に持っていきます。 音が伝わるのが、その四つの部屋だからです。
引っ越しの日は、朝から荷物を運ぶ音がしたり、廊下を何度も通ったりします。 先に「今日は少しうるさくなるかもしれません」と一言伝えておくと、聞くほうの気持ちはずいぶん違います。
そして、水漏れやエアコンの音で困った時、顔を知っている人には相談しやすくなります。 挨拶は、その日のためというより、いつか助けてもらう日のためのものです。
