子どものすきな神さま(二)
きっと、いつものみえない神さまが、子どもたちのそばにきているのです。 そして神さまも、子どもたちといっしょに顔を雪の上にうつしたのにちがいありません。
いたずらずきの子どもたちは、顔をみあわせながら、目と目で、神さまをつかまえようよ、とそうだんしました。
「兵隊ごっこしよう。」
「しようよ、しようよ。」
そうして、いちばんつよい子が大将になり、あとの十二人が兵隊になって、一列にならびました。
「きをつけッ。ばんごうッ。」と大将がごうれいをかけました。
「一ッ。」
「二ッ。」
「三ッ。」
「四ッ。」
「五ッ。」
「六ッ。」
「七ッ。」
「八ッ。」
「九ッ。」
「十ッ。」
「十一ッ。」
「十二ッ。」
と十二人の兵隊がばんごうをいってしまいました。
そのとき、だれのすがたもみえないのに、十二番目の子どものつぎで、「十三ッ。」といったものがありました。
